Live2Dに興味を持ち実際にモデリングをしてみました。きっかけは単純で「素人でもできるのか?」という疑問を解消するためです。作業は面倒でしたが思っていたほど難しくはありませんでした。今回は制作時に感じた事をまとめます。
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作業時間と工程
上記は実際に作ったモデル(音が出ます)
まずは練習用にYouTubeの動画を見ながら1体製作し約4時間ほどかかりました。その後自分で使用するようのモデルを製作し約3時間ほどかかりました。
パーツがどのように動くか最初はイマイチ想像できなくて大変でした。おそらくこれは数を熟せば自然と理解できるものだと思います。あと2~3体作れば大分理解が進む気がします。
一番大変だったのはパーツ分け
今回の制作で最も苦労したのは「パーツ分け」でした。イラストを描いてくれた方もLive2D用のパーツ分けをするのは初めてだったため、どの部分をどのように分けるべきか、また各部位の名称や配置についての意思疎通が難しく試行錯誤を繰り返しました。
お互いに初心者だったので「どの部分が足りないのか?」といったこともすぐには判断できず思っていた以上に大変でした。事前にしっかりとLive2D用のパーツ分けについて勉強しておけばもう少しスムーズに進められたかもしれません。
今回の事で自分自身でも簡単なパーツ分けもできるようになったのでそれは良かったかなと思います。
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Live2Dの稼働域について
Live2Dを作るにあたってYouTubeで他の方の製作動画をたくさん見ました。その中にはかなり稼働域が広く手の込んだモデリングをされている方もいて「こんなに動かせるのか!」と驚きました。というか「作業が面倒だな!」という印象。
しかし実際にゲーム実況で使用されるLive2Dモデルを観察すると画面の端にちょこんと載っているだけのことが多くそこまで広い稼働域は必要ないことに気付きました。用途によってどこまで作り込むべきかが変わるためLive2Dで活動したい人はまずは練習用モデルを作ってみるのが良いと思います。
ゲーム実況などで使うシンプルなLive2Dモデルならモデリング自体は2時間程度で済むことも分かりました。自分がどういった用途でLive2Dを使用するかよく考えてから稼働域を決めると良いでしょう。
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Live2Dの未来とAIの進化
上記はAIによる立ち絵(例)の出力
これからのLive2Dの未来はAIの登場によって大きく変わると思います。2025年中にはイラスト生成時に自動でパーツ分けができるようになると予想されており(すでに開発の最終段階に入っているとのこと)。今後はLive2Dモデリングの手間が大幅に削減される可能性があります。
さらにAIによってイラストからモデリングまで自動化される未来もそう遠くないかもしれません(Live2Dではない別のソフト)。それに加えて平面のイラストから3Dモデルを生成する技術も進化しており簡単な調整を加えるだけで2Dイラストを3D化できる時代が来るかもしれません。
現在3Dモデルの制作はコストがかかるため2Dイラストから簡易的な3Dモデルを生成できるようになれば多くのクリエイターにとって大きなメリットとなるでしょう。
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まとめ
Live2Dのモデリングを初めて体験し思った以上に大変な部分もありましたが工夫次第で効率的に制作できることが分かりました。用途に応じたモデリングのレベルを見極めることが重要であり、これからLive2Dを始める人にはまず練習用モデルを作って自分はどのレベルまでの稼働域が必要なのか確認する事をおすすめします。
今後AIの進化によってLive2Dの制作プロセスがどこまで変わるのかとても楽しみです。これからも新しい技術を取り入れながらより良いモデリングを目指していきたいと思います!