AIを使って無料でVtuber(PNGtuber)になります。
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PNGtuberって何?
※画像はこんな感じで動くよというイメージ図。本来の動きは瞬きはもっと少ない
PNGTuberは動くアバターではなく「静止画(PNG画像)」をベースにしたVTuberです。音声に反応して画像が切り替わることでまるでキャラクターが喋っているように見せます。従来の3DモデルやLive2Dモデルに比べて準備が簡単でPCスペックの要求も低いため誰でも気軽に始められるのが大きな魅力です。

ゆっくり解説みたいな感じです
AIでアバター画像を生成する
必要な画像
基本的に必要となる画像は4つ。
- 目を開けている、口を閉じている
- 目を開けている、口を開けている
- 目を閉じている、口を閉じている
- 目を閉じている、口を開けている
最低限これだけあれば一応形にはなります。怒り顔や泣き顔といった感情をいれるとより演出の幅が増えます。※表情変化はキーで対応
画像の作り方
生成AIで作る場合はまずはベースとなる「目を開いている、口を閉じている」画像を生成します。この画像をベースに「Mask+inpaint」で「目を開いている、口を開けている」画像を生成します。次にベース画像から「目を閉じている、口を閉じている」画像を生成します。最後に口を開けている画像を「目を閉じている、口を閉じている」画像に合成すれば4種の画像を作る事ができます。
「Mask+inpaint」は特定の部分だけ書き換える事ができる技術で差分作成などで非常に便利です。また全体の構図はいいけど目や手の表示がいまいちという時にピンポイントで修正できるのが良いです。詳しい使い方はネットにたくさん載っているので検索すれば出てくると思います。使用するAIツールによってはその機能がない場合があるので私は無料で使えるComfyUIをおすすめします。
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【ComfyUI】画像の背景を透過させてみた【BiRefNet】
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Veadotube Miniで動かす
生成した画像をVeadotube Miniという無料ソフトに取り込んで音に合わせて画像を切り替える設定をします。他にも似たようなソフトはありますのでこれじゃないとダメってわけではないです。
- Veadotube Miniのセットアップ
- 右上にある「Add image」をクリックし「口を閉じている状態」「口を開けている状態」の4種画像をそれぞれアップロードします。
- 左下の設定からマイクや画像の透過などに関する設定をします。
これで設定は全て終わり後はOBSなどに透過状態で読み込ませるだけです。冒頭で紹介したXような感じで声に合わせて口パクしてくれます。参考画像はGIFのため動きが早いですが実際の瞬きは自然な感じでパチパチしてくれます。
最後に
AIと無料ソフトを組み合わせることで費用をかけずに手軽にPNGTuberを始めることができます。この方法ならPCのスペックに自信がない方やVTuberに興味はあるけれど何から始めたらいいか分からない方でもすぐに配信にチャレンジできるでしょう。
画像の準備がやや面倒ですが今後様々な画像生成サービスで上記のような画像生成が手軽にできるようになると思います。