ComfyUIで使用可能なBiRefNet(背景透過技術)を使用して背景を透過してみました。BiRefNetはMITライセンスと使い勝手も良いです。
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BiRefNetの導入方法(ComfyUI用)
用意するもの
- ComfyUI本体(Windows版推奨)
- ComfyUI Manager(カスタムノードのインストール管理に使う)
- インターネット接続(モデルファイルのダウンロードに必要)
- Gitが使える環境(手動導入する場合)
導入手順
- ComfyUIを起動
- ComfyUI Managerで「comfyui-rmbg(私の時は2.71)」を検索してインストール
- ComfyUIを再起動
- ワークフロー画面でダブルクリックをして「読み込み」「背景除去」「保存」を配置する
初回にBiRefNet(HRやgeneralなど)のモデルが自動ダウンロードされます ※インターネット環境必須

ゲゲ
今回はこんな技術あるよーという紹介なので詳しい説明は省いています
変換結果
変換時間は1秒程度です。変換されたものは透過されたPNGで出力されます。BiRefNet_HRを使用。
成功例


背景除去自体は綺麗にできていると思います。ただ机とスカートの部分が重なっているため不自然な除去になっています。今後の技術向上でスカート部分を補完できるような仕組みができれば良いのですが。
失敗例


首回りや股下がうまく除去できていません。特にイラストの場合は首回りが苦手な模様。写真などは比較的しっかりと透過できますが水彩画風なものは特に精度が甘いようです。
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動画もできる
技術的には動画も可能です。しかし動画には透過というものがなく背景が単色になる感じですね。動画編集ソフトを使用してクロマキーで抜くというのが主な使い方になるかと思います。ただ私には使い道が今のところないため導入していません。