2026年に入りYouTube界隈では「収益化停止(BAN)」の話題が絶えません。1月から3月まで大量の収益化停止があったようです。今後も様々なジャンルがBANされそうですが、とりあえず3月までの傾向をまとめました。
2026年になってだめになったジャンルは多そうです
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収益化停止のリスクが高い内容一覧
2026年1~3月の大量BANで主にターゲットになったコンテンツ内容一覧は以下。
- 「紙芝居型」のゆっくり解説。ずんだもんはセーフの判定が多い。
- 「ボイスコミック」漫画に声を当て読ませる動画
- 「非属人」の雑学・ランキング・名言系、人間味を感じない
- 「機械音声による」AI生成ニュース・トレンド解説
- 「コピペ・反応集」系コンテンツ
- 「動画投稿頻度が早い(1日1投稿など)」機械的に大量に作っている
- 「同じテンプレート動画」繰り返しのコンテンツ・大量生産として見なされる。人がカメラの前でしゃべってるような動画も対象
- 「映像の垂れ流し」編集や投稿主の声がない動画、動物の日常動画などが大量生産コンテンツ・信用できないコンテンツと見なされている
- 「露出の多い人・アバター」肌色が多かったり胴体のなかったり。性的な動画の規制レベルがかなり上がってる
- 「ASMR」繰り返しのコンテンツ、再生される事だけを目的とした内容と判断される場合がある
- 「災害・恐怖を想像させるコンテンツ」AI画像や動画を使い存在しない恐怖を与える
AIが大量に作れてしまうジャンル(または大量に投稿している)・人間味が見えないものは収益化停止のリスクが高いように思えます。特に人間味に関してはコメント欄に一切返信しない(視聴者との交流がない)なども問題がある可能性があります。
登録者10万人以上のチャンネルも収益化停止しているのを見ると大手だからとかは関係なさそう。様々な条件から総合的に収益化停止になっているんだと思います。
音声だけで完結してはいけない?
解説動画は画面を見なくても理解できてしまう「ラジオ化」の問題があります。
YouTubeが求めているのは映像と音声が合わさって初めて価値が生じるコンテンツだと思います。耳だけで完結する動画は地声・機械音声を問わず「映像の必然性がない」と見なされ収益化停止のリスクが高まるように思えます。
「なぜこの瞬間にこの映像が必要か?」という制作者の明確な意思を画面に込めることが大事なのではないでしょうか。また静止画を多用し映像に動きがない場合もダメな傾向にあります。
またASMRなどはセンシティブな要素を含む場合もありペナルティの対象になりやすいです。以前は大丈夫だったコンテンツも2026年ではダメという場合が多く声だけコンテンツは終わりを迎えてるのかもしれません。
テンプレ化の危険性
かつて「成長の正解」だったテンプレート戦略が今や「収益化停止」の引き金になるかもしれません。
これまでは伸びるための近道としてサムネイルや動画構成の「型」を守ることが推奨されてきました。しかし2026年のYouTubeにおいて似通ったパッケージングはAIに「代替可能な量産品」と判定されるリスクを孕んでいます。
動画の内容に最も適した「必然性のある作り」を追求することが重要かもしれません。効率を捨ててでも独自性を優先した方が良いのかも。
合成音声は危険性が高い
ゆっくり・ずんだもん系が肉声動画より危険なのは「声が他者と完全に重複しているから」です。特に今回はゆっくり系がBANになった印象が強いです。
肉声には唯一無二の個性がありますが合成音声は数万人が同じ音源を使います。AIからすれば「見慣れた量産品」にしか見えず「繰り返しの多いコンテンツ」と判定されやすいのかも。
このジャンルで生き残るには肉声以上の「独自の演出」や「人間が介在した証拠」が必要なのかもしれません。2026年からはこのジャンルはおすすめしません。遅かれ早かれ何かしらのペナルティが課される可能性が高いジャンルです。
ゆっくり系はどうしても動画の構成が似たような感じになるのでその点の方が問題なのかもしれない
2025年7月の規約改定が決定的だった?
実は2026年に突然始まったものではありません。その予兆は昨年の夏に明確に示されていました。2025年7月15日にYouTubeは収益化ポリシーに対して決定的な変更を行っています。
「繰り返しの多いコンテンツ」に関するポリシーを更新し「大量生産されたコンテンツ」もこれに該当することをより明確化しました。これに伴い、ポリシーの名称自体も「繰り返しの多いコンテンツ」から「量産型のコンテンツ」へと変更されています。
これは単なる名称変更ではありません。「同じ映像のループ(繰り返し)」だけでなく、テンプレ通りに作られた「大量生産品」そのものを排除するという運営側の強烈な意思表示です。ボイスコミックなど人の手で作られているコンテンツもAIからすると量産型のコンテンツとしてみなされ今回のBAN対象になったという事でしょう。
新たな定義が加わったことで「作りがテンプレート化していれば量産型とみなす」という解釈が適用され始めている点に注意が必要です。
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世界の状況は?
今回の騒動は日本独自の現象ではなく世界的な「低品質AIコンテンツ排除」の一環です。英語圏でも「Cash Cow Channel」と呼ばれる自動化された量産チャンネル(Reddit読み上げや名言集など)が次々と収益化停止に追い込まれています。
現地ではこうした粗製乱造動画を「AI Slop(AIのゴミ)」と呼び、視聴者からも強い拒絶反応が出ています。世界中でAIには出せない「Human Touch(人間味)」の証明を求められています。
著作権侵害と大量生産は別
今回の騒動の本質は「著作権」ではなくYouTubeのシステムが自動判定する「動画の独自性」にあります。著作権侵害は権利者からの申告でペナルティが発生するものですが、たとえ権利を侵害していても収益化が続いているケースがあるのは単に権利者が動いていないだけに過ぎません。
一方で今回の大量生産による規制は素材がクリーンであっても「誰が作っても同じような付加価値の低い動画」とみなされればAIによって一方的に収益化が停止されます。つまり著作権を守るだけでは不十分でありテンプレートから脱却した「あなた独自の視点」を動画に盛り込むことがYouTubeチャンネルを運用する上で必須条件となっています。
漫画を読ませる系のチャンネルがよく止まってるのは上記のような事が理由なのでしょう。再申請によりチャンネルを復活できても今後も同じようであればまた停止されるリスクはあります。次復活できる保証もないので根本的に変える必要があるかもしれません。とにかくYouTubeで商売する以上はYouTubeの基準に合わせなくてはいけません。
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人物が映っていてもダメなコンテンツ
近年のコンテンツ制作においては規制が大幅に厳格化されており、AIによる災害・恐怖を連想させる表現(サムネイルも含む)が問題になる場合があります。たとえ実写であってもカメラの前で語りかけるような特定の構図は制限の対象となる場合があります。安易な露出だけでなくアイドル衣装のようなデザインも不適切と判断されるケースが増えています。視聴者に不安や不快感を与えないよう、これまで以上に意識したコンテンツが求められます。実写・AIを問わず一貫してクリーンな素材選びが重要です。
最後に
もし収益化停止が不当だと感じるなら迷わず再申請(不服申し立て)をすべきです。内容が正当であれば復活するケースは多々あります。
しかし再申請すら通らない場合、そのスタイルは今の基準において「改善不能」と判断されたサインです。YouTubeが具体的な理由を明かさないのは対策(裏技)によるイタチごっこを防ぐためであり、これはプラットフォームの防衛策として当然のことです。
残酷なようですがクリエイターがいくら「ここにはオリジナリティがある・手作業で作っている」と主張しても、AIがデータを分析して「大量生産品」と判定すればそれがYouTubeにおける真実となります。実際に手作業で作っているかどうかはあまり関係なく「そう見える事がダメ」という事なんでしょう。
