戯言・賛否両論

【ドラクエ10】ツール騒動から見えた真実。運営は自動入力を検知できないのか?

邪蒼鎧デルメゼ

先日、とあるドラクエ10のプレイヤーがタイムアタック中にツール使用を疑われ大きな話題となりました。当初はコントローラーのボタン割り当て変更が規約違反に当たるのかどうかが議論の的でしたが最終的に「自動入力機能」を使っていたことが判明し事態は急展開しました。

この騒動から多くのプレイヤーが抱いたであろう疑問。それは「運営は不正な自動入力を検知できないのだろうか?」というものです。今回は「不正検知の難しさ」について考えてみたいと思います。

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きっかけは「ボタン割り当て」、でも問題の本質は違った

今回の騒動の発端はプレイヤーがSteamのコントローラー割り当てで右スティックをマウスカーソルに設定、コントローラー独自のアプリで十字下と背面ボタンに「↓」を割り当てていました。この行為が公式が提供しているものでないため規約違反では?という意見が出ていました(公式が提供しているコンフィグからのコマンド割り当てであれば問題なし)。一方で他のゲームでは普通に使われている場合も多いため規約違反ではないと主張する人もいます。判断は公式のみできるためユーザーでは答えを出せません。ただおそらく問い合わせればNGになる気がします。

しかし騒動は別の方向へ進展しました。実は「自動入力機能」を使用していたことが発覚しました(1つのボタンで7つのキーを高速入力していたようです)。この行為はドラクエ10の規約に明確に違反します。

「不正検知」の壁と運営のジレンマ

この一件が浮き彫りにしたのはゲーム運営が直面する不正検知の難しさです。

  • 自動化ツールとの見分け: 自動入力ツールは外見上は通常のコントローラー操作と区別がつきにくい場合があります。今回のケースでは不自然に素早いコマンド入力が疑いのきっかけになりましたがすべての不正が同様に分かりやすいわけではありません。
  • プレイヤーの操作の多様性: ゲームの操作方法は多岐にわたります。マウスとキーボード、純正コントローラー、サードパーティ製コントローラーなどプレイヤーごとの環境は様々です。これらすべてを個別に監視し不正を見抜くのは膨大な労力とコストがかかります。

不正ツールの検知はいたちごっこの側面があります。運営が対策を講じればツール開発者もそれをかいくぐる新たな手段を生み出します。

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運営の限界とプレイヤーにできる事

今回の騒動が明らかにしたのは「運営は不正を検知できる」という私たちの前提が、実は絶対ではないということです。プレイヤーの操作に擬態する自動入力ツールは外見上は通常のプレイと見分けがつきにくく、すべての不正を完璧に防ぐのは困難です。

この問題は運営の技術力不足というよりも「絶え間ないいたちごっこ」の現状にあります。ツールが進化すれば運営も対策を講じなければなりません。しかし過剰な監視はプレイヤーの自由を奪いかねません。

今回の件はゲームの公平性を保つためには運営の対策だけではなく私たちプレイヤー自身の倫理観がより一層重要になっていることを示唆しています。

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