プライバシーと金銭面のバランスがカギ。
実家を出て一人暮らしをしていた人が再び両親と同居する、あるいは結婚や介護などの理由で親と同居するケースは少なくありません。ですが親子とはいえ長く離れていた生活リズムが合わず思わぬストレスを抱えてしまうことも…。
今回は両親と同居する際に心がけたいポイントを5つご紹介します。
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1.プライバシーの確保は最優先
同じ家に住んでいても「干渉しすぎない距離感」はとても大切です。
たとえば食事などの共用スペースを利用した後はなるべく長居せずに自室に戻るなど生活の切り分けを意識しましょう。お互いの生活に必要以上に口出しせず「個」として尊重する姿勢が同居生活をうまく回す秘訣です。個室がない場合は共同生活はかなり難しいと思います。
私の場合は基本的に夕食後は各自の部屋に戻り干渉しあわないようにしています。お風呂なども時間を決め被らないようにしています。(例:父21時・母22時・私23時など)
2.家事は分担制にする
一緒に住んでいるからといってどちらかが一方的に家事を背負うのは不公平。あらかじめ「ゴミ出しは自分、洗濯は親」「夕食は母親」といった具合に家事の分担を決めておくことで無用なトラブルを避けられます。家族とはいえルールがある方が長続きします。
たまには外食や弁当などを利用し家事の負担を減らす事も重要です。
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3.金銭的な援助はできる範囲で
収入がある場合は生活費の一部を負担するのが理想です。ただし無理のない範囲で。収入や貯金がある場合はそこから捻出すると良いでしょう。またきちんと話し合うことが大切です。
月1万円でも援助される方は助かります。少額でも良いので援助できるよう努力しましょう。
4.自分のことは自分で
身の回りのことはなるべく自分でする姿勢を忘れずに。親に頼りすぎると無意識のうちに負担をかけてしまう可能性があります。洗濯や掃除などできることは自分で。大人として自立した姿勢を見せることで信頼関係も保たれます。
親も子供を頼る事で助け合いの関係が生まれ共同生活しやすくなります。もちろん互いに頼りすぎてはだめです。
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5.感謝の気持ちを忘れずに
同居していると「やってくれて当然」と思ってしまうこともあります。でもどんな小さなことでも「ありがとう」を伝えることはお互いのストレスを減らす潤滑油になります。当たり前を当たり前にしない心遣いが家庭の空気をやわらかくしてくれます。
最後に
意外と両親との同居というのは大変です。よく「子供部屋おじさんは楽でいい」という人がいますが金銭的な事を除けば一人暮らしの方が人間関係がない分楽です。
親子とはいえ同居には適切な距離感と思いやりが必要です。プライバシーを守り家事やお金の面でもルールを決めて対等な関係を意識する事でストレスの少ない快適な生活が実現できます。親だから偉い・正しいという価値観になりやすいですが、共同生活では互いに対等な関係が理想です。