2026年9月、あるVTuber兼ゲーム開発者の投稿が海外で話題になっています。参考イラストからLive2Dモデルを自動生成する技術の報告ありました。
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AIで自動化できるようになりつつある

参考イラストからLive2Dモデルを作成し、モデリングまで済ませてVTube Studioで使える状態にするAIシステムを開発中との事。所要時間は1時間未満でエントリーレベルのモデル作成に成功したという報告だった。現在はミドルモデルを制作中との事。9月中にAI開発者向け、10月に一般向けにツールを公開する計画のようです。
実はこの手のツールが話題になるのは今回が初めてではないです。既にこういったサービスを提供している所もあります。しかし精度が高くなくモデルとしての質は高いとは言えません。ただ今回のものを実際に見ましたが、既存の類似サービスと比べても完成度は高く、成長の伸びしろも感じさせるものでした。
この技術が個人VTuberの世界にとってコスト削減と権利問題を解決する可能性があります。
個人Vとクリエイター間に潜む『権利と予算』の歪み

Live2Dモデルの制作では、依頼者の個人VTuberは交渉力が弱く、提示された契約条件をそのまま受け入れるしかないのが実情です。一方、制作者は一回きりの制作費しか得られないため、著作権を手放さず、利用許諾に制限をかけて自衛しています。著作権ごと買い取れば、関係が悪化しても別のクリエイターに引き継げますが、企業所属のVなら可能でも、個人には難しい解決策です。これは技術の問題ではなく予算規模のギャップの問題であり、AI生成モデルには、特定クリエイターとの契約に依存する権利上の制約を大幅に減らせる可能性があります。
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AI化が抱える問題

AI生成モデルには、イラストレーターが主張する「盗用」の問題が残っています。多くの画像生成AIは作者の許諾なくweb上の絵を学習しており、国内外で議論が続いて決着していないため、メリットを語る上でも無視できません。個人Vが使う場合にも、学習元への感情的な反発や炎上のリスクは変わらず付きまといます。VTuber界隈はクリエイターと共に成長してきた分野なので、イラスト生成は受け入れられにくい一方、モデリングの自動化は許容される可能性もありますが、実際に世に出てみないと分かりません。
最後に

AI生成物は生成過程によっては著作権で保護されにくいという弱点があります。ただ絵の価値はキャラクターを演じる「中身」と一体になって初めて生まれるため、絵だけがコピーされても商業的な脅威になりにくく個人Vの規模では致命的とは言えません。
買ったはずのモデルに制約がかかる状況は、買った車の改造にメーカーの許可や追加料金が要るようなものでAI生成モデルはこの不自然な前提そのものから抜け出せる点が魅力です。企業所属のVにはプロ品質と権利の自由が標準であり続けるでしょうが、個人Vが予算や力関係の制約から抜け出す手段としてAI生成モデルを選ぶ可能性は十分あると思います。
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