多くの人が体験する高校受験。日本では1~3月に高校受験が行われる事が多いです。志望校に合格する人もいえれば落ちる人もいます。今回は受験で志望校に落ちた人や高校浪人(中学浪人)を考えてる人向けの記事になります。
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志望高校に落ちる
15歳にとって高校受験は人生をわける大きなイベントの1つ。どの高校へ進学するかで人生が決まってしまうかのように思っていた。
当時、私が志望していた高校は県内でもトップクラスの高校でした。倍率は2倍もなく問題がなければ十分合格できるレベルでした。周りの大人も君なら大丈夫という評価でした。
しかし結果は不合格。合格して当たり前だと思っていたので不合格を聞いた時は何が起こっているかわかりませんでした。落ちて悲しいというより「なぜ?」という感じでした。
今思い返してもあの時の自分は「プライド」だけは高かった。志望校に落ちた自分を受け入れる事ができなかった。
高校浪人する事を決める
自分より成績の悪い人間が合格し、自分が不合格になった事に納得できなかった。しかし現実は変わらない。第一志望の高校に落ちた私は第二志望の高校の進学をするように両親に言われた。私は不合格に納得ができず両親に浪人したい事を伝えた。
父親に反対されたが母親は私の意見を聞き入れてくれた。その時に私の高校浪人生活がスタートした。
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地獄の浪人生活
浪人生活はまさに地獄と言っても過言ではない日々だった。常に心の中にある不安と戦う日々だった。
もし浪人を考えている人がいるのなら絶対に塾などに所属しておいた方が良い。大学浪人の人にも言えますが塾や予備校は精神的な支えになります。宅浪や家庭教師は避けた方が無難です。
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2度目の高校受験
地獄のような1年が過ぎて2度目の受験。去年は合格する自信があったので受験の時に不安はなかった。しかし今年は不安しかなかった。落ちた時の事を考えると生きた心地がしなかった。
結果は合格。1年遅れだが志望校に合格する事ができた。やっとスタートラインに立てたのだ。
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高校浪人した人の高校生活
希望の高校に進学できた事で描いていた人生へ軌道修正されたように思えたが現実は全く違った。まず高校生活だか周りは「くん」なのに私だけ「さん」だった。嫌なわけではなかったが少し違和感があった。2年生とも仲が良かった事もあり先輩のような扱いだったのかもしれない。
中学では勉強ができたが高校では苦労した。自分は頭が良いと思っていたがそれは色々な生徒がいる中学だからだ。県内トップクラスともなると信じられない天才・秀才がいる。自分の実力を知るのに時間はかからなかった。
ここまで聞くと大変な高校生活のような感じも受けるかもしれないが、高校生活自体は楽しい思い出の方が多い。レベルの高い環境だったので周りから良い刺激を受ける事ができた。世界で活躍する人も多く、そういった人と知り合えた事は良かったと思う。
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高校浪人に対する世の中の評価は低い
浪人している時は「諦めずに努力して目標を達成する」という自分は良い評価をされると考えていた。しかし現実はそんな評価をしない。
私が受けた評価としては「高校浪人するような人は何か問題がある」「家庭環境に問題がある」「不良」そういったものだった。人と違う事をするというのはそれだけで周りからの評価は下がる。大学浪人の場合はある程度許容されているが、高校浪人というレアケースの場合は評価が低いのは当たり前だろう。
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高校浪人は絶対にするべきではない
高校浪人は現実では下げる評価しかないでしょう。志望校に入学してもその後の人生で大きなハンデを背負う可能性があります。
もしこの記事を読んでいる高校浪人しようか悩んでいる人がいたらおすすめはしません。合格できた高校に進学してそこで努力する方が良いです。学力は努力で埋める事ができますが、浪人した時間(1年)はどうやっても埋める事はできません。その時間の差がその先の進学や就職に大きな影響を与える可能性があります。
プライドだけで人生の難易度を無意味に上げる選択はしないでください。自分の実力にあった場所を選びそこで努力するのが最も良い選択だと私は思います。