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なぜ学園が改修されているのか?
2025年のバージョン7.4にて『ドラゴンクエストX』の学園(アスフェルド学園)に大きな改修が入りました。最も目立つのは主要キャラクターに一部ボイスが追加された点。
この変更は公式で「通常の更新ではないサプライズ」として紹介されておりこれに伴い課金アイテム「トランプ」系商品の展開も視野に入れているようです。
ただこの改修を見て私がまず感じたのは「なぜ今、学園?」という素朴な疑問でした。というのもこのアスフェルド学園は実装当初(バージョン3.4頃)非常に不評だったと記憶しています。SNSや掲示板でも酷評が多く学園関連の話題は避けられがちだったはずです。
それなのに今回のボイス実装に対してはSNSでも「嬉しい」「実は学園好きだった」という声が散見されなぜか歓迎ムードに包まれています。
なぜ当時、学園を「好き」と言えなかったのか?
「実は学園が好きだった」という声が今になって聞こえてくるということは、当時その声が埋もれていた、あるいは言いづらい空気があったということかもしれません。
プレイヤー全体がネガティブに反応している中で「自分は面白いと思った」と声を上げるのは少し勇気が要ります。言っても「変わり者扱い」されてしまうのがオチです。
これはインターネットコミュニティにおける「同調圧力」や「空気読み」の一種とも言えます。結果として、少数派の肯定意見は可視化されにくくなったのではないでしょうか。あるいは当時は本当に嫌われていたが今になって振り返るとそこまで悪くなかったという“再評価”もあるかもしれません。
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プレイヤー層の変化?それとも運営の思惑?
当時と今ではプレイヤー層が微妙に入れ替わっている可能性もあります。長年プレイしている人の中でも少し年齢が上がり学園風の物語に寛容になったという可能性も。
あるいは新規・復帰勢が学園を新鮮な気持ちでプレイして評価しているのかもしれません。
一方で運営側の意図が「通常の更新ではないサプライズ」「物語の演出強化による商品展開(=ボイス付きでトランプアイテム販売など)」にあることは公式発言からも伺えます。通常の更新ではないサプライズは理解できます。しかし学園トランプにどれほどの商機があるのかは疑問です。学園ファンが一定数いるとしても「それが収益に直結するほどの規模なのか?」という点にはまだ懐疑的です。
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今のドラクエ10で学園は「改修すべきコンテンツ」だったのか?
このタイミングで学園に力を入れた意味──個人的にはここに一番引っかかります。
バージョン7.0以降のストーリー展開や長期運営に向けた施策の中で今あえて過去のコンテンツに手を入れる余裕があるのか。その労力を例えばバトルコンテンツや新規プレイヤー導線に回すべきではなかったのか、とも思ってしまいます。
もっとも運営は私たちが見えていない「実データ(アクセス数、リプレイ率、課金率など)」を元に動いているはずなので、表からは見えない需要が確かにあった可能性も否定できません。
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学園は「復活」したのか、それとも…
今回の学園ボイス改修は好意的に受け取るプレイヤーが予想以上に多かった印象があります。それ自体はポジティブなことですし作品への愛着を再確認する機会になったとも言えるでしょう。
ただ「かつての不人気がなぜ再評価されたのか」「その声はどこにあったのか」には今でもモヤモヤが残ります。もちろんこれは私の個人的な意見でありアンケートや人気投票(キャラ)などを考慮すると改修するに値するものだったのかもしれません。